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ヒデムラ

妻が運営している「ご当地ですよ!」というサイトの中に、百名城のコメントを書いてくれと頼まれたことがきっかけで、ブログを始めました。
元々好きだった日本各地の城を実際に一つずつ訪ねる旅は、時間がかかることですが、思わぬ楽しみとなっています。

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海津城 霧を揺らす

kaizu_5.jpg

武田、上杉の主力がついに川中島で雌雄を決する時がきた。
双方とも敵の大将、武田信玄あるいは
上杉謙信の首を目指すことになるであろう。

上杉勢は意表をつき、妻女山に上り、
武田勢は川中島に本陣を置き、長対陣が続いた。

kaizu_6.jpg

川中島一帯には霧が出る。
信玄は地元に住む農民から、
今晩から明日の朝まで一年に一度の
濃い霧が発生することを聞く。

上杉勢を討つ絶好の機会到来。
信玄は武田勢の半数以上の軍勢で、
妻女山の背後から奇襲をするという
計略を指示した。

kaizu_7.jpg

霧の中を武田別働隊が隠密行動に出る。

しかし、同じく謙信も
今夜から濃い霧が発生することを
察知しており、すでに妻女山を全軍で下り始めていた。

物見のその報告に動揺する武田勢。
伝騎を飛ばし、その動揺を抑えると同時に
上杉迎撃の指示を出す信玄。

kaizu_8.jpg

いよいよ大合戦が始まる。
伝騎が散り、しばらくの静寂のあと、
武田各部隊の移動する騒音が響いた。

・・・・その騒音は大合戦を前にした大軍団の
    武者ぶるいのように霧を揺すぶった。・・・・

武田信玄 林の巻 (文春文庫) 新田次郎 より抜粋

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