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妻が運営している「ご当地ですよ!」というサイトの中に、百名城のコメントを書いてくれと頼まれたことがきっかけで、ブログを始めました。
元々好きだった日本各地の城を実際に一つずつ訪ねる旅は、時間がかかることですが、思わぬ楽しみとなっています。

ヒデムラの百名城
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福岡城 〜去った武将の価値〜

黒田長政の家臣、後藤又兵衛基次は、
朝鮮の役の際に名声を高めた。

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戦役から帰ってきた武士達は
口々に又兵衛の鬼神のような働きを
褒め称えた。

・・・・たいていの武士は、
    朝鮮における基次の装束まで憶えていた。
    銀の天衝を前立にした兜をかぶり、
    黒幌をかけた基次が敵陣へ突き入ると、
    まるで野分に吹き倒される草のように
    明軍はみだれたという・・・・・


言い触らし団右衛門 (中公文庫)司馬遼太郎/売ろう物語 より抜粋

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そんな筑前黒田五十二万石の福岡城下から
後藤又兵衛は去って行った。
主人の黒田長政との不和であった。

一万六千石の大身であった又兵衛を
隣国の細川忠興は二万石、
安芸の福島正則は三万石、
姫路の池田輝政は三万五千石で取り立てようと動いた。。
いづれも又兵衛は仕官を断った。

断るたびに男の価値が上がっていったという。

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そのうちに大坂−江戸が不和になり、
後藤又兵衛は豊臣方の武将として
大坂城へ入城、夏の陣で道明寺口で討ち死にした。

最後は徳川方から五十万石の価値がついたという。
男冥利につきるものである。

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