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妻が運営している「ご当地ですよ!」というサイトの中に、百名城のコメントを書いてくれと頼まれたことがきっかけで、ブログを始めました。
元々好きだった日本各地の城を実際に一つずつ訪ねる旅は、時間がかかることですが、思わぬ楽しみとなっています。

ヒデムラの百名城
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高知城 〜風雲〜

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高知城は戦国時代の終わりに誕生した城である。

その後、維新前後に戦場となった城は多いが、
この高知城は、維新史で別な角度で登場した。

土佐藩参政、吉田東洋の暗殺現場である。

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坂本竜馬を題材にした小説や時代ドラマでは必ず出てくる。

雨の夜、草履取り一人とともに下城してくるシーンだ。

この事件を取り扱った短編小説に司馬遼太郎「土佐の夜雨」がある。
幕末 (文春文庫)に収録。

吉田東洋暗殺の黒幕は武市半平太である。
土佐藩を勤王に向かわせようと必死で東洋を説いたが、武市は議論で負けた。

さらに、旧長宗我部侍を挑発するような発言もあったようだ。
東洋暗殺は決定した。

これを気に土佐藩の維新への風雲がにわかに動き始めた。
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高知城 〜名城誕生〜

司馬遼太郎 功名が辻〈4〉 (文春文庫)
高知城を築く際の話が出ていて興味深い。

関ヶ原の合戦後、土佐24万石に入国した山内一豊は早速、
上方風の城郭を築こうと考えた。
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場所は大高坂山と呼ばれていた。
長曾我部元親もここに城を築こうと思ったが
排水の悪い土地だったため、あきらめた経緯がある。

河内という名のその土地を、

  「河内という名では水難がありそうで縁起が悪い。
   高知とすればどうだ」

    (中略)

  「高ク知ル、知るは統治するという意味もあり、
   つまりよく統治がゆきとどくという
   縁起よき文字にもなりまするな」


功名が辻〈4〉 (文春文庫)より抜粋

ということで高知の名がここに誕生した。
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さらに、高知城は長曾我部の残党を防ぐと同時に、
町づくりにも工夫したことが書かれている。

現存している名城の、誕生する過程での山内一豊の思いがありありと伺える小説である。